2011年3月末に閉館した旧八王子市民会館(八王子市上野町)の解体工事が現在、進められている。
同館は1962(昭和36)年にオープン。1870席を備え、約50年にわたってコンサートなどさまざまなイベントにも利用されてきた。
建物の老朽化などを受け、昨年3月26・27日に行われた八王子高等学校(台町4)吹奏楽部の定期演奏会を最後に閉館。4月には八王子駅南口の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」(子安町4)内に新市民会館「オリンパスホール八王子」がオープンし、その後を継いだ。
閉鎖後は周囲に防護壁が設けられた同館。当時、その模様を編集部のツイッターに掲載したところ、「子どもの頃から親しんでいた」「お世話になった場所」などさまざまな声が聞かれ、大きな反響を呼んだ。
解体工事は今春から始まり、当初6月末までには終了する予定だったが、工期が延びたため9月中旬までかかる見込み。6月11日現在、ホールの取り壊しなど作業が進んでいる。跡地利用については、「まだ決まっていない」と市学園都市文化課担当者。