八王子市は7月15日から、夏の節電に向けた取り組みとして公共施設などの利用を促す「はちおうじまちなか避暑地」を始める。
昨年は東日本大震災による夏の電力ひっ迫を受け、節電への取り組みの一つとして公共施設を市民に利用してもらう取り組みを実施。今年はその範囲を広げて商業施設など民間企業にも声をかけ、市内に「避暑地」を展開。利用を促すことで、家庭での節電につなげることにした。「既存の施設を利用して、市民の皆さんに休んでいってもらおうというもの」と市環境部環境政策課の担当者。
公共施設では、市役所や市民センター、市内の図書館など46カ所で展開。今月15日号の市広報では、「暑さが厳しい日中に図書館で読書をしたり、買い物をしたりして、家のエアコンを止めておくのも賢い節電の一つ」と市民への利用を促しており、八王子駅周辺では八王子市生涯学習センター(通称=クリエイトホール、東町)などの施設が対象となっている。
「避暑地」には、市が家庭でのエネルギー使用量削減を目的として行っている「はちおうじ省エネ国」のイメージキャラクター、省エネ好きの女の子「えこちゃん」と一緒にいるドングリの子「グリちゃん」がデザインされたポスターが貼り出されるほか、15日以降、市のホームページでも確認できるようにする予定。企業にも協力を呼び掛けている。問い合わせは同課(TEL 042-620-7384)まで。
10月13日まで。