JR東日本八王子支社(八王子市旭町1)は9月25日、同社が行っている「中央線沿線価値向上キャンペーン」の新しいポスターの掲示を開始した。一般から募集したロケ地を使ったものとしては初のビジュアルとなる。
同キャンペーンは昨年10月より行われているもので、「中央線が好きだ。」のキャッチコピーで知られる。中央線沿線の価値向上を目的に、これまでポスターや車内中吊り広告、車内CMなどを展開。中央線が見える夕焼けの模様や多摩川河川敷などがモチーフとして用いられてきた。同キャンペーンはジェイアール東日本企画が主催する「交通広告グランプリ2008」で、キャンペーン部門優秀作品賞を受賞している。
キャンペーン2年目となる今年は7月1日から8月31日までの間、「中央線沿線の中であなたが好きな場所」をテーマに、広く一般からロケ地とポスター出演者を公募。2カ月の間に282件の応募があり、今回はその中から初めてポスターが制作された。
応募案件は同支社内のプロジェクトチームが選考。今回は東京都調布市、小金井市、三鷹市の3市をまたがる東京都立野川公園(調布市野水)がロケ地に使われた。ロケ地を薦めた「野川を愛するランニング仲間」6人もポスターに登場。同支社の担当者は「中央線沿線の魅力を表すような沿線資産という点にマッチしたロケーションを選び、モデルに関してはそのロケーションに対するエピソードや思い出を加味して選考した」と話す。
ポスターはJR中央線の新宿駅から高尾駅までの各駅に掲示されており、今後、2009年3月までに合計4種類のポスターを掲示する予定。