八王子のご当地キャラクター「たき坊」も参戦する「ゆるキャラグランプリ2012」の投票が大詰めを迎えている。
「たき坊」は、少林寺(八王子市滝山町)副住職の大石隆元さんを中心とした「八王子のゆるキャラを作ろう会」が展開するご当地キャラクター。今年3月には、「八王子市市民企画事業補助金」対象事業として採択され、市と協働する「ゆるキャラ」となった。
今年の「ゆるキャラグランプリ」は、都内からは39のキャラクターが参戦。「たき坊」も自らツイッターなどを通して投票を呼び掛けてきたほか、市観光課もチラシを制作するなどして応援。一時、都内では最多得票を集めていた。
9月15日に始まった投票を振り返り、「苦戦している。だけど、頑張っている」と大石さん。八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)で行われた「八王子メッセ『街道市』」など期間中も精力的にイベントに参加。実際に街を歩いてアピールしてきた。大石さんも、「ものすごくファンと知名度は上がっている」と手応えを感じている。
投票期間も残り3日と終盤戦に入った。10月30日にはグランプリトップを目指して高尾山薬王院(高尾町)を参拝する動画をユーチューブに公開したほか、今月に入ってからも子ども会のイベントに参加するなど活動を続けている。大石さんは「応援してくださっている仲間、お店、市も観光課を中心にバックアップしてくださっている」とした上で、「最後まで諦めない」と意気込む。「頂いた機会を大切に、この街を笑顔に。活性化のお役に立ちたい思いは変わらない。この選挙を通じて知り合えたり、つながったりできた人たちとの縁を大切にしたい」とも。
投票は16日17時まで。