広域八王子圏では1月14日、朝から降り続いた雪の影響で、鉄道や道路などの混乱が続いた。
東京多摩地区でも14日朝から雪が降り始め、気象庁は八王子市内での24時間の最大降雪量を15センチと予想。大雪注意報を発令して警戒を呼び掛けた。
雪の影響を受け、JR東日本では中央線快速電車や南武線などで一部、運転を見合わせるなどして対応。その後、運転は再開されたが遅れが生じた。このほか、京王線では30分程度の遅れが発生したほか、多摩センターが終点となる多摩都市モノレールでも同程度の遅れが生じるなど対応に追われた。
道路でも積雪が進み、国土交通省関東地方整備局相武国道事務所の道路管理用システムによると、大垂水峠付近では同日14時に13センチの積雪を記録。国道16号の片倉付近でも10センチを記録するなど大雪の影響が出た。
オリンパスホール八王子(八王子市子安町4)では同日、成人式が開催され、会場には強く雪の降る中、多くの新成人が集まった。写真を撮るなどして楽しむ中、積もった雪に草履(ぞうり)が足を取られないよう、ゆっくりと歩く晴れ着姿の女性の姿も見られた。
雪がやんだ15日も、高尾山では高尾登山電鉄(高尾町)がエコーリフトの営業を休止。杏林大学(本部=三鷹市)では八王子キャンパス(八王子市宮下町)について午前中を休講にするなど影響が残っている。