中央線・日野駅近くの「日野宿交流館」(日野市日野本町7)に4月12日、地元の土産品の販売などを行う「観光案内所」がオープンした。
日野宿交流館は2007年、旧八王子信用金庫日野支店の跡地を活用してオープン。甲州街道の宿場町「日野宿」や新選組の歴史など地域に残る資料を展示するほか会議室なども設置。地域の交流の場として使われている。
今回は、同館1階など施設の一部を改装。観光客への情報発信拠点としての機能を持たせ、同日から販売が始まったオリジナル商品「『新選組のふるさと日野』切手シート」をはじめとする新選組関連グッズの販売コーナーなどを新設。地元産の野菜、加工品などの物産も扱うほか、散歩の途中に休める場として休憩所なども整備した。
今年は市制施行50周年のほか、新選組結成150周年、多摩地区を中心に開催される「スポーツ祭東京2013(東京国体)」の開催など節目となるイベントが続く日野市。オープンに先駆け行われた開所式では、管理・運営を担当する日野市観光協会の川澄祐勝理事長が、これらを踏まえて、「多くの方が日野市を訪れることが予想される中で、この観光案内所をオープンすることになった」とあいさつした。「気楽に立ち寄って、お茶や雑談を楽しめる憩いの場所になれば。日野の魅力を感じていただきたい」とも。
観光案内所の開所時間は9時30分~17時15分。月曜と年末年始は休所。