八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)で5月11日、低公害車を一堂に集めて紹介する「エコカー・フェスタ」が行われる。
2002年から開催されている同イベント。市民団体や自動車メーカー、販売店などが一体となって参加し、電気自動車やソーラーカーなどの低公害車を商店街の通りを使って紹介するもの。東日本大震災の影響で中止された2011年を除いて、今回で10回目を迎える。
イベントには、大学や専門学校などの学生による手作りエコカーが多く登場。電気自動車化したスポーツカーなどを開発しているトヨタ東京自動車大学校(八王子市館町)やソーラーカープロジェクトなどで知られる工学院大学(中野町)、日本工学院八王子専門学校(片倉町)が、それぞれブースを設けて自ら作り上げた車を展示する。「子どもも楽しめる燃料電池を動力とした電車の運行など、いろいろな催しを考えている」と市環境部環境保全課の担当者。工学院大学は理科教室を開講するという。
このほか、トヨタや日産、日野自動車など各メーカーの自動車販売店もブースを出し、ハイブリッドカーなどを展示。道行く人からの相談などにも応じる。会場では綿菓子やポップコーンなどの屋台も並ぶほか、八王子のご当地キャラクター「たき坊」も登場し、イベントを盛り上げる。