西東京バス(八王子市明神町3)は11月6日、創立50周年を記念し制作したオリジナルキャラクターの名前を「にしちゅん」に決めたと発表した。
50周年記念事業の一環として、8月に新たなオリジナルキャラクターを発表した同社。女性社員が描いたデザインを基に同社のロゴが入った制帽と制服を身に着けるほか、片手にはアナウンスをするためのマイクも持つ。
今回はキャラクターの発表と併せて、ホームページなどを通じて一般から名前を公募。市内外から寄せられた約3500通の応募案の中から、「西東京バス」の「にし」と、キャラクターの鳴き声を彷彿(ほうふつ)とさせる「ちゅん」を組み合わせた「にしちゅん」を名前に決めた。「呼びやすくて覚えやすい、多くの方に親しんでいただける名前」と同社担当者。
今月10日には、高尾山近くの「高尾の森わくわくビレッジ」(市川町)で行われた子ども向け「バスの乗り方教室」の場で「にしちゅん」の着ぐるみをお披露目するなど、同社ではキャラクターを積極的に活用していく方針。「『バスの乗り方教室』は、これからも近隣の小学校で行っていきたいと考えており、その時には同行してもらう」という。
1963(昭和38)年10月に奥多摩振興、高尾自動車、五王自動車の3社が合併してできた同社。現在は八王子や福生、あきる野などの多摩西部と山梨県の一部で路線バスを運行するほか、高速バスなども扱っている。