2月14日未明から降り続いた雪の影響もあり、広域八王子圏のホームセンターでスコップをはじめとした除雪関連グッズの在庫が底を突いている。
14日から15日にかけて降り続いた大雪。八王子市内でも国道20号(甲州街道)の大垂水峠付近で積雪量が86センチを記録し、17日15時現在でも南浅川町~神奈川県相模原市緑区千木までの約7.1キロで通行止めが続くなど大きな爪痕を残している。
今月2回目となった今回の雪で、市内のホームセンターなどでは除雪関連グッズの在庫が品薄に。ムラウチホビー八王子店(八王子市大和田町5)では、スコップや融雪剤、長靴などの在庫が無くなり、次の入荷の見込みも立っていないという。「8日の雪の際には『すくえるものなら何でも』ということで、ちりとりなども売れていたが、そこに今回の雪が来た」と同店担当者。物流にも滞りが出ており、「先週土曜日に入るものが今週に入ってようやく入りそう」と話す。
八王子みなみ野駅側のホームセンター「ホームマック スーパーデポ八王子みなみ野店」(みなみ野1)でもスコップなどは完売。「物流拠点が茨城にあり、交通網がまひしている関係で入荷も難しい」としたうえで、「スコップなどが入ってきた場合、1人2点までなどの制限を付けさせていただくかも」と担当者。現在、25キロ入りの融雪剤については在庫があるが、「物が入ってきても、すぐ売れてしまう状況」という。
今回の大雪では一般家庭での被害も多く、「カーポートがつぶれたので修理してほしいという問い合わせも多い」と担当者。「既に1カ月待ちの状態で、新規のお客さまの対応はお断りしている状態」。今週半ばには再び東京地方で雪の予報が出ていることもあり、「家屋や駐車場にも十分気をつけてほしい」と注意を呼び掛ける。