ライブハウス「シネマクラブ」(八王子市南町)で2月22日、市内の飲食店らが中心となって、ご当地グルメ「八王子ナポリタン」のキックオフイベントが行われた。
刻みタマネギをふんだんにのせるご当地ラーメン「八王子ラーメン」を基に、刻みタマネギと八王子産の食材を合わせて使うことを条件に誕生した「八王子ナポリタン」。今回はプロジェクトを企画・運営する「八王子ナポリタンクラブ はちナポ」の参加店が集結し、同会の発足と試食会を兼ねたイベントが開かれた。
当日は来賓として石森孝志八王子市長らが参加。あいさつに立った石森市長は「八王子に新しいブランドができたことはわれわれにとってもうれしいこと」としたうえで、「(八王子にとって)食文化も大事な魅力の一つなので、できる限りアピールしていければ」と意気込んだ。
会場ではこの後、八王子のご当地キャラクター「たき坊」が見守る中、くす玉を開破。「八王子ナポリタン」を紹介するプロモーションムービーも上映されたほか、同会参加店による「八王子ナポリタン」の試食会も行われた。
肉や総菜を扱う「富士屋」(横山町)では、生クリームソースをベースに刻みタマネギやベーコンチップをトッピングしたオリジナルのナポリタンを開発。「八王子の街を元気にしようという試みであることと、ノスタルジックでありながら、それぞれの店が手を加えることで競い合えるナポリタンを題材としたことに共感を覚えて参加した」と同店店主の今井治(はるみ)さん。開発したナポリタンは同日から提供を始めており、「幸先良く、かなり良い勢いで出ている」と話す。
「昨年10月ごろに発案した八王子ナポリタンが今日、キックオフを迎えることができた」と同会会長の「マンマミーア中島」こと、「がぶ飲みワインとカリカリ羽つきピザの店 GAMバル」(新町)オーナーシェフの中島健壱さん。「ここまで来られたのは皆さんのおかげ」と感謝の言葉を述べ、「目標は300店舗の参加」と夢を高く掲げる。