日本ミシュランタイヤ(千代田区)は11月18日、都内のレストランとホテルを紹介した書籍「ミシュランガイド東京2009」を発表した。この中で、八王子に本社を置くうかい(八王子市南浅川町)から、今年初めて1つ星を取った「うかい亭 表参道」店ほか2店舗が星を獲得した。
ミシュランガイドは1900年、自動車旅行の活発化を目的に、自動車運転者向けにフランスで刊行されたガイドブック。1930年代以降、レストランを星の数で評価する「格付け」がスタート。2007年には欧米以外では初となる「東京」版が発行され、話題となった。
うかいは1964年、奥高尾に「うかい鳥山」(南浅川町、TEL 042-661-0739)を開業。以降、市内を始め、横浜や鷺沼、銀座などに出店。現在、飲食店のほか、美術館「箱根ガラスの森」(神奈川県足柄下郡箱根町)なども展開する。
1つ星を獲得したのは「うかい亭 表参道」店(渋谷区、TEL 03-5467-5252)、「うかい亭 銀座」店(中央区、TEL 03-3544-5252)、「とうふ屋うかい 芝」店(港区、TEL 03-3436-1028)の3店。銀座、芝の店は昨年に続いた形だが、表参道の店は今年初めて星を獲得した。
同社が対象となるエリアに出店するすべての店が掲載された。これについて、同社の広報担当者は「(表参道店は)昨年11月にオープンしたので、前回はミシュランの審査に間に合わなかったのだと思う」と語る。
ミシュランに掲載されたことについては、「認知度が上がった。特に海外のお客様を中心にお客さんが増えた」(同)。
今回については「お客様から祝いの言葉などをいただいた」と広報担当者。「八王子から始めて、お客様に評価され35年続いてきたものが、ミシュランにも評価されたのはうれしい」と喜びを語る。