八王子市学園都市センター第1セミナー室(八王子市旭町)で10月5日、東京大学まちづくり大学院に通う学生による「2050年の八王子駅前の姿」をテーマにしたランドスケープデザイン演習の成果発表会が行われる。
同大工学系研究科都市工学専攻・社会基盤学専攻・建築学専攻の3専攻を横断する社会人向け教育プログラム「都市持続再生学コース」を、2007年から展開。今回は八王子出身で同大都市工学専攻の三島由樹助教を中心に進められた、未来の八王子のまちづくりに関する演習の成果を一般に紹介する。
40代から60代まで、さまざまな世代の社会人院生が参加し、八王子駅前を今春から7週間にわたって演習を展開。靴店「うさぎや」(三崎町4)を営む店主・小俣能範さんら地元の人の協力も得ながら研究を進めたという。プロジェクトは夏前に終わり、7月には学内で最終発表会も済ませたが、演習に協力した八王子市議会議員も務める大久保さんらが「せっかくだったら八王子でも発表会をやってほしい」と要望したことを受け、今回、イベントが行われることになった。
当日は学生らが考えた「2050年の八王子駅前の姿」を模型などで紹介。会場に集まった観客らとともにディスカッションを行い、未来の八王子駅前について考えていく。
「1700市町村もある中であえて八王子を選んでくれたことに『八王子愛』を感じた。」と大久保さん。「八王子のまちづくりを考える中、違う視点から見るのも大事」としたうえで、「若い人にも参加してもらい、八王子の未来について考えていることを話していただければ」と市民の多くの参加に期待を込める。
イベントは18時30分から。定員は60人ほどで、事前申し込みは不要。参加無料。