八王子駅北口近くの横山町公園(八王子市横山町)で12月7日、市内の商店主ら有志が集まり「八王子朝市」が行われる。
地元有志による「八王子朝市プロジェクト実行委員会」の主催。当日は菓子店の雄月堂(左入町)や八王子産の桑茶を製造・販売する創輝(新町)、「農業でまちづくり」をコンセプトに新規就農の支援などを進めるFIO(堀之内)、梅干し専門店「うめ八」(本町)や「八王子ナポリタンクラブ はちナポ」のほか、栃木県で農産物を手掛ける鎌上ファームなど13店舗が軒を連ねる。
市内の飲食店を巡ってワインを飲み歩く「St Vincent Hachioji(サン・ヴァンサン・八王子)」に合わせてパンのマルシェが開かれるなど「八王子には朝市につながる土壌ができつつある」とプロジェクトに携わるまちワイ(旭町)の星見さん。ここ1年ほど前からは商店主の側からも朝市の開催に向けた声が上がり始め、「いろいろな人と飲みながら話しあい、やりたいという流れがあった」という。そこで今回、来春からの本格的な開催に向けて実行委員会を立ち上げ、試験的に朝市を開催することにした。
「自主完結」をコンセプトとしており、テントなどは出店者自らで用意する。「商売は自分でやるもの。その中で顔が見える商売が大事」と星見さん。朝市の定例化に向け行政などにも協力を呼びかけており、「暖かくなれば7時くらいからできるかもしれない。そうすれば、商店街が静かな時間に八王子の街中を盛り上げることができる」とした上で、「続けていくことでいずれは観光などへもつなげていければ」と期待を込める。
開催時間は9時~12時。