JR東日本八王子支社(八王子市旭町1)とJR東京西駅ビル開発(同)はJR八王子駅の南口に駅ビルを新設すると発表した。開業は2010年秋を予定する。
JR東京西駅ビル開発はJR東日本のグループ企業で、八王子やJR相模原駅に「ナウ」(旭町1)、JR国分寺駅に「エル」(国分寺市)、JR甲府駅に「エクラン」(山梨県甲府市)の4つの駅ビルを運営している。
現在、JR八王子駅には駅と直結する形で、北口に「そごう八王子」店と、「ナウ」が入る駅ビルがある。計画では、駅から南口側に伸びる自由通路を延伸。新しくできる駅ビルと接続する。また、ビルは駅南口再開発で新設されるペデストリアンデッキとも接続。建設が進む再開発ビルともつながることで、「再開発事業と一体となった利用しやすい駅づくりを行う」(同社)という。
新しく造られるビルは地上7階、地下2階で、自由通路を含めた延べ床面積は約17,000平方メートルとなる予定。ビル内には大型量販店のほか、「子育てしやすく住みやすい街づくりに貢献するため」(同)、保育所なども設けられる計画となっている。また、エコロジーに配慮し、屋上緑化なども検討する。
同社の広報担当者によると、新しいビルの名称や建設にかかる費用、営業目標などについては「まだ何も決まっていない」という。計画では2009年夏には駅ビル本体の工事に着手、2010年秋の開業を目指す。
JR八王子駅南口では11月26日、建設が進む再開発ビルとペデストリアンデッキの愛称が決定したばかり。
※記事初出時、床面積に誤りがありました。おわびして訂正させていただきます。