東京都は12月13日、八王子市内を通る国道16号と圏央道・あきる野インターチェンジまでの間を結ぶ都道「新滝山街道」の一部を開通する。

　中央道・八王子インターチェンジから圏央道・あきる野インターチェンジへ向かうためには、現在、国道16号から国道411号（滝山街道）を経由しなければならないが、周囲に東京サマーランドや創価大学などの施設があり、渋滞が慢性的になっていた。

　これを受け、圏央道へのアクセス道路として、1998年4月に地域高規格道路の計画路線として指定。全長は約7キロメートルで、このうちすでに約3.3キロメートルは完成している。

「新滝山街道」は国道16号、ひよどり山有料道路、高尾街道、圏央道などと交差。このうち、2004年4月には圏央道側の高尾街道から滝山街道までの区間、約1.6キロメートルが開通した。また、2006年7月には都内初となる道の駅「八王子滝山」（八王子市滝山町1）もオープンしている。

　なお、途中の谷野街道から高尾街道までの間の区間は、埋蔵文化財の調査や用地取得などが行われているため、全線の開通には至っていない。

　今回開通するのは、国道16号側のかすみ学園通り（丹木町1）から谷野街道（丹木町3）までの間で、距離は約1.1キロメートル。片側2車線の本線に合わせ、片側1車線の側道と歩道が整備された。

　開通に併せ、当日10時30分から新滝山街道・大町橋上の特設会場で開通記念式典を行う。一般への開放は当日15時から。