高尾登山鉄道(八王子市高尾町)は12月23日、車両入れ替えのため運休していた高尾山ケーブルカーの運転を同日より再開する。
高尾山ケーブルカーは1927(昭和2)年に開業。高尾山の麓にある「清滝」駅と高尾山の中腹にある「高尾山」駅の間を結ぶ。総延長は約1キロメートルで、両駅間を約6分で行き来する。年間利用客は約144万人。
同ケーブルカーは今月7日、老朽化を理由に旧車両での運転を終了。これまでに約4,000万人を運び、40年にわたって使われてきた「あおば」「もみじ」の2台のケーブルカーが引退した。
これに伴い、今月8日からケーブルカーの運行を中止し、旧車両の取り外しと、新車両への切り替え工事を開始。今月15日までには新車両の搬入・取り付けが終了し、電源系統の点検などが行われていた。
新車両での運転再開は今月23日の11時から。平常ダイヤでの運行は翌24日からとなる。なお、ケーブルカーの運行再開に伴い、同社が高尾山で運行する観光リフトが点検のため、今月24日~31日の予定で運休する予定。
新車両の登場に合わせて、運転初日の23日には記念切符を発売する。記念切符は往復切符で1万枚を限定販売する。
料金は、大人片道=470円、子ども片道=230円。