八王子市内の陣馬・高尾山域で12月23日、トレイルランニング(山岳縦走)の大会「TOKYO八峰マウンテントレイル2015 ~SHARE THE TRAIL~」が行われる。
同大会は今回が初めて。宿泊施設やキャンプ場を備える市のレクリエーション施設「夕やけ小やけふれあいの里」(八王子市上恩方町)を出発地点に、和田峠・陣馬山・景信山・小仏城山・大垂水峠などを走破し、ゴール地点である京王高尾線の線路沿いにある落合公園(高尾町)到着を目指す。
「八峰」はコース上にある市道山、醍醐丸、陣馬山、堂所山、景信山、小仏城山、大洞山、草戸山の8つの山々の総称で、総距離は約34キロ。最大標高差は約670メートル。1リットル以上の水や行動食、地図、ヘッドライト、雨具、熊鈴、手袋、携帯電話の持参が義務となっており、当日は「夕やけ小やけふれあいの里」を8時にスタート。制限時間は6時間となっている。
上級者・中級者を対象としており、男子・女子それぞれの1位~6位と、10代~70代以上の各年代別1位を表彰。完走賞も用意する。
山を利用する人に向けて東京都が3月30日に制定した「東京都自然公園利用ルール」に基づいて開催するもので、市の担当者は「トレイルランニングのルールやマナーを重視する東京都初の取り組み」と話す。
ゴミをレース中に投棄するなど自然保護に違反した選手は失格にする規定も設けられており、「象徴的な大会として実施し、この大会を通じルールの啓発を図る」とも。このほか、今大会を通して「アウトドアスポーツの聖地・八王子」としてのブランディングにも取り組むという。
参加費は8,000円。定員は900人。参加申し込みはホームページで受け付けている。締め切りは9月30日。