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八王子のアマチュア写真家が作品展 愛犬と市内の公園816カ所を巡り撮影

作品展を行っている金沢伸吾さん(左)と愛犬の「ころん」

作品展を行っている金沢伸吾さん(左)と愛犬の「ころん」

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 八王子のご当地グルメ「八王子ナポリタン」がメーンのカフェ「CADOCCOカフェ」(八王子市中町、TEL. 042-649-5504)で9月8日から、アマチュア写真家の金沢伸吾さんによる作品展「Memory of Park802 -ころんの記憶-」が始まった。

店内の各所に金沢さんの作品を展示

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 刻み玉ネギと八王子産食材を使う「八王子ナポリタン」の普及に向けた活動を行っている「八王子ナポリタンクラブ はちナポ」代表のマンマミーア中島さんがシェフを務める同店。今回は金沢さんが愛犬「ころん」と市内の公園を巡り撮影した作品を8点展示している。

 大学時代には水中写真を撮影し、プロを目指していたという金沢さん。個展を開くのは今回が初めて。社会人になった後、10数年にわたってカメラを置いていたが、図書館で写真家・荒木経惟さんのモノクロ写真集を借りたことから「あらためて火がついた」と話す。

 「ころん」を公園を被写体とした写真を撮り始めたのは、巨大なタコの形の滑り台があり、「タコ公園」の愛称でも知られる明神公園(明神町4)で撮った写真がフェイスブックで公開したところ、話題になったことがきっかけ。「ころん」の記憶を残すことをテーマに据え、市公園や公園緑地すべてを巡ることにしたという。今回、八王子を意味する802カ所の撮影を終えたことや中島さんからの勧めもあり、個展を開くことにしたという。

 撮影は仕事の合間を見て進めたが、公園が地図に載っていないようなケースもあり巡るのには苦労をしたという。「2年半がかりで816カ所で撮影してきた。証拠になるようにと公園の看板と犬を撮るようにしているが、看板がないこともあって困ったこともある」と振り返る。

 10月10日~12日には「ギャラリーロックーニ」(八日町)、11月4日~9日には「夢茶屋gallerycafe Ayaha」(三崎町)でも個展を開催することにしており、展示に加えて、800点を超える写真をスライドショーで紹介する予定。「1枚5秒としても1時間半かかる」とほほ笑む。「これからも八王子を撮りたいし、人や街を撮って表現できたら。今回は八王子の公園を通して皆さんの中の思い出を思い出してもらえれば」と期待を込める。

 営業時間は11時30分~22時(日曜は20時まで)。展示は11月末までの予定。

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