八王子を拠点に活動するアコースティック音楽ユニット「Lovers in rubbersole（ラバーズ・イン・ラバーソール）」が12月23日、ファーストシングル「DreaMars（ドリーマーズ）」でトップドッグレコーズ（豊島区）からインディーズデビューする。

ブックレットやCD盤面のデザインにもこだわり

　共に八王子出身で、作詞・作曲とボーカルを担当する「ゆう」さんと演奏やアレンジなどに携わるMIKIさんの2人が2010年6月に結成した同ユニット。愛称は「ラバラバ」。結成以来、ライブハウスイベントやストリートライブなどを重ねてきたほか、6月からは誰でも自由に飛び入り参加できる「オープンマイク」をコンセプトとしたイベント「Junction Party（ジャンクション・パーティー）」を月一回ペースで開くなど積極的に活動を進めてきた。

　5年越しのデビューとなった「ラバラバ」はこれまで、デビューの誘いを断ってきたという。「今回は、レーベル担当者が曲を聴き込んでイメージも共感してくれて、ちゃんと作品を気に入ってくれた方だったので、一緒にやっていけると思った」とゆうさん。

　レーベル契約から1年をかけて作り上げたという同CDのコンセプトは「夢」。これまで発表してきた曲の中から選ぶのではなく、あえて新曲でまとめ上げたという。ゆうさんは「オープニングテーマからエンディングテーマに向かうような寄り合わせでなく、一連の流れを作りたかった」と話す。

　レコーディングは、自主制作CD時代から手掛けるエンジニアが参加するなど「気心の知れた、イメージを共有できる方と一緒に作り上げた」とも。「自分で演奏しないとできない魅力を出したい」とアコースティックサウンドにこだわり、ボーカルも「1曲当たり3トラックまでしか録音しないと決め、仮歌で問題ないならそれを使った」とライブ感にこだわった仕上がりという。

　発売日には、タワーレコード八王子店（明神町3）で16時から、CD購入者を対象に無料ミニライブを開く予定。その後、八王子駅近くのライブハウス「papaBeat（パパビート）」（三崎町2）で「レコ発夜の部」と題し、クリスマスイベントを兼ねたライブも行う。18時30分開演。入場料は1,500円。

　今回のシングルについては、「オリコンインディーズシングルランキングの10位以内に入ること」を目標としており、フェイスブックで現在、発売週の店舗購入を呼び掛けるなどして盛り上げている。「当日は30組くらいのアーティストがCDをリリースするが出し抜きたい」とゆうさん。「来年はより積極的に八王子の街と絡み、多摩地域以外でも露出を増やしていきたい。ゆくゆくは海外の方にも聞いていただけるような曲でヨーロッパ進出を目指したい」と意気込む。

　価格は1,200円。iTunes Store・レコチョク・Amazonデジタルミュージック・Google Play Musicの各配信サイトでも販売する予定。