八王子で酒米の田植え 純米吟醸酒「高尾の天狗」仕込みに向け参加者募集

昨秋行われた稲刈りの様子

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 酒類・飲料卸の河内屋(西東京支社=八王子市元横山町1、TEL 042-642-1542)らによる「Hachi-Project(はちぷろ)」が6月11日・13日、地元産の米を使った純米吟醸酒「高尾の天狗(てんぐ)」の製造に向けて、八王子市高月地区で行う田植えの参加者を募集している。

八王子産のコメを使った純米吟醸酒「高尾の天狗」

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 舞姫(長野県諏訪市)が製造・販売する「高尾の天狗」。八王子のまちおこしを目的に地元農家とタッグを組み作り上げているもので、2015年に初出荷した。市内の契約農園で育てた酒米と普通米「キヌヒカリ」を合わせるなど工夫しており、今年は720ミリリットル入りを3600本、業務用一升瓶を2000本生産した。

 3年目となる今年は「地酒で八王子を元気にできないか」との声を受け田植えをイベント化。「八王子の地産地消の日本酒 自分たちの手で作り上げよう!田植え編」と題して、「高尾山が好き」「八王子が大好き」「農業、米作りに興味がある」といった思いを持つ人を対象に参加を呼び掛けている。

 当日は9時に八王子駅前に集合。マイクロバスで畑まで移動した後、10時から田植えを始める。「美山錦」「五百万石」といった酒米を植える。「高尾の天狗」をはじめとした舞姫の酒を味わいながら昼食を取ったあと、13時30分に終了予定。「ぜひご参加いただき、自然と触れ合い、楽しい一時を過ごしていただければ」と河内屋取締役で舞姫の蔵主も務める西仲鎌司さん。

 「特に参加してほしいのは地元で飲食店を営む人たち」と西仲さん。「八王子を盛り上げたいだけでなく、酒米を作っている農家があることを知ってほしいし、地酒を作りたいとの思いがあるので、できるだけ幅広い方に企画を知ってもらいたい。八王子を食から盛り上げたいので、特に飲食店のご家族の皆さんに参加していただきたいと願っている」とも。今後は草刈り、稲刈り、「高尾の天狗」の仕込みと季節に合わせてイベントを行っていく予定という。

 参加費は1,000円。定員は各日100人(要事前申し込み)。締め切りは今月30日。問い合わせは河内屋西東京支社まで。

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