京王線・高尾山口駅近くの「高尾599ミュージアム」(八王子市高尾町、TEL 042-665-6688)が2月25日、来館者数50万人を達成した。
「高尾599ミュージアム」は、八王子市が高尾地域の観光まちづくりの拠点として位置付け、2015年8月に開館。旧東京都高尾自然科学博物館の跡地を活用し、敷地面積約4366平方メートルの中に観光や学習、教育を兼ねた複合施設のほか、芝生を敷き詰めた広場や「じゃぶじゃぶ池」などを備える。2016年には「グッドデザイン賞」も受賞した。
開館から約1年半での50万人達成。50万人目の来館者となった稲城市在住の藤井雅史さんには石森孝志八王子市長から記念品が進呈された。
「とても光栄」と喜ぶ藤井さんは自身3回目の来館。「とてもきれいなミュージアムで高尾山の自然に触れることができ、いろいろな花や昆虫など『高尾山にはこんなにも多くの生き物が生息している』と、登山しているだけでは気付くことのできないことを子どもたちと学べるのも魅力の一つ。小さな子どもがいると登山の予定も途中で難しくなることがある。そんな時はカフェやトイレも完備しているこちらのミュージアムが本当に助かる」とした上で、「登山者のオアシスとして、活躍を期待している」と話す。
「周辺地域の皆さまをはじめとする市民の皆さまのご協力もあり、開館から約1年6カ月という当初計画の2倍以上のスピードで来館者50万人を達成することができた」と石森市長。「今後もさらに多くの方々に来館いただけるよう、高尾山をはじめとする市制施行100周年を迎えた市の魅力を発信していく」と意気込む。
開館時間は8時~16時(4月~11月は17時まで)。入場無料。