ケンウッドの100%子会社であるケンウッド・ホームエレクトロニクス(八王子市石川町)は2月25日、新しいカナル型ヘッドホン「KH-C511」を発表した。
カナル型は耳の穴に差し込んで使用するタイプのヘッドホン。構造上、耳にはめるだけのインナーイヤー型と比べて遮音性能が高いため、音漏れの心配が少なく、また、電車内のような周囲の音が大きい環境であっても音の細部を確認できる点が特長。
iPodなどの携帯オーディオプレーヤーや「着うた」をはじめとする携帯電話での音楽環境の普及を受けて、同社は現在のヘッドホン市場について、「通勤や通学の際に聞く音楽をより高音質に再生するだけでなく、アクセサリー感覚でスタイリッシュに楽しみたいというニーズが増加」していると分析。これを受けて、周囲の音を抑制でき、また、音漏れの心配も少ないカナル型を採用した新しいヘッドホンの開発に着手した。
今回発売される製品はヘッドホンの裏蓋にあたるハウジングにアルミ素材を使用。これにより、ユニット全体の揺れを抑え、クリアな再生ができるようになっているという。
コードの長さは約80センチ。プレーヤーを「ズボンのポケットに入れた時にちょうどいい長さを考え決定した」とJVC・ケンウッド・ホールディングス広報の今井さん。「身長の高い方でもご使用いただけるよう、余裕をもった長さにした」(同)。
製品には携帯電話用の平型プラグアダプターが付属する。今井さんによると、「携帯電話でもいい音で聴けるよう、平型プラグアダプターを付属した」という。
発売は3月上旬を予定。価格はオープンプライス。