JR東日本は5月20日から、八王子・立川~東京・錦糸町間の中央線特急列車で使うことができる「自由席特急料金回数券」を発売する。
中央線特急列車「あずさ」号、「かいじ」号については2006年10月、乗車区間が50キロメートル以内の自由席特急料金を一律500円に設定。駅貼りポスターや構内放送で「ワンコイン」で利用可能なことを積極的に告知し、昨年度は前年度と比べて約110%増しとなる49万6千人が利用した。
今年1月には、さらに利用促進を図ることを目的に、3月22日までの期間限定で「自由席特急料金回数券」を発売。通常料金より1回あたり30円安く設定し、好評を博した。今回はこれに続くものとなる。
回数券は八王子・立川~東京・錦糸町の区間で運行される特急「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」の自由席で利用可能。前回と同じく駅に設置する「指定席券売機」のみで取り扱い、みどりの窓口や通常の券売機では販売しない。料金も前回と同じ1冊4枚つづり=1,880円。
有効期間については、「お客さまのご要望にお応えして有効期間を10日間から14日間に延長した」同社。
今回の回数券について、週に1度、東京での打ち合わせに特急列車を利用する客は、「予約も不要な上、パソコンや資料をテーブルの上に広げられるので便利」と語る。「ただ、新幹線の回数券は有効期限が3カ月ほどあるので、10枚つづりで半年くらい有効期限があるとありがたいかも」とも。
販売は9月30日まで。