
ビックカメラ(豊島区)は5月28日、2010年秋をめどに「ビックカメラ八王子南口」店を開店させると発表した。
同社は東京・池袋を中心に、都内では新宿、渋谷などに店舗を持つ家電量販店。ベスト電器(福岡市)との資本・業務提携などを進め、現在、全国に30店舗を展開する。多摩地区には立川店を出店している。
今回の出店はJR八王子駅南口で進む再開発に合わせたもの。首都圏では2006年9月、神奈川県川崎市に出店して以来、約4年ぶりの出店で、都内では12店舗目となる。
JR東日本が2010年秋にも新設する駅ビルのキーテナントとして入居。地上7階、地下2階のビルのうち、地上1階から6階の部分を利用する。南北に延びる自由通路とも接続し、ビル全体の延べ床面積約17,000平方メートルのうち8,000平方メートルを使用する予定。2010年秋の開店を目指すが、「具体的な営業内容、開店日などについては、詳細内容が決定した時点で改めてお知らせする」と同社。
八王子には既にヨドバシカメラ(新宿区)が北口駅前に出店しているほか、今年に入ってムラウチ電気から改装したムラウチジョーシン(八王子市大和田町5)やケーズデンキ(水戸市)など大型家電量販店が次々開店しており、ビックカメラの出店でさらに競争が激しさを増しそうだ。