八王子市民球場（八王子市台町2）で8月1日、八王子の夏の風物詩の一つである「八王子花火大会」が行われる。

　同花火大会は市内最大の祭りとしても知られる「八王子まつり」の一環として毎年夏に行われているもの。祭りに先行する形で行われ、富士森公園内にある同所を会場に毎年3,000発を超える打ち上げ花火が上がる。昨年の人出は約6万5000人。

　主催は八王子観光協会内に設けられた実行委員会。今年は花火大会を支える花火師へのインタビューや花火ができるまでの過程を追った記事を7月1日発行の市の広報紙に掲載するなど、イベントの開催に向けて力を入れてきた。

　色とりどりの単発花火に加え、連発打ち上げ花火である「スターマイン」など、多種多様な花火を楽しむことができるのが特長。「半ばとフィナーレの仕掛け花火が素敵」と同観光協会の担当者。

　中でも、今年は東京都が2016年の開催を目指して活動している東京オリンピック招致にちなんだ花火が目玉。オリンピックのロゴマークをかたどった文字仕掛け花火や、オリンピックカラーを彩った打ち上げ花火などを用意する。今年はこれらを含め、約3,700発の花火を打ち上げる予定。

　当日は会場となる市民球場のほか、併設する陸上競技場でも観覧できる。それぞれ開場は14時。花火大会に先駆けて、市民球場を会場に高尾山の僧侶、山伏らが交通安全を祈願して火渡りを行う「火のまつり」も開く。イベントは16時30分から。

　花火の打ち上げは19時～20時30分を予定。荒天の場合は翌2日に順延する。