中日本高速道路(ネクスコ中日本)八王子工事事務所(八王子市長沼町)は8月6日・7日、八王子で「圏央道フェア」を開催する。
「圏央道」の略称で知られる首都圏中央連絡自動車道は、神奈川県横浜市を起点に千葉県木更津市までの間を環状に結ぶ道路。八王子をはじめとする東京都心から40~60キロメートル圏内に入る各市町村を結ぶとともに、東名高速や中央道などとも連絡し、首都圏部の道路交通の円滑化などを見込む。総延長は約300キロメートル。
2007年にはすでに完成している「八王子西インターチェンジ」と開発中の「八王子南インターチェンジ」の間を結ぶ「八王子ジャンクション」が開業。当初は今年度中に「八王子南インターチェンジ」まで開通させる予定だったが、用地取得の遅れなどから計画を練り直され、2011年度まで延期されている。
イベントは今回で14回目。圏央道が社会生活にもたらす役割や自然環境への取り組みなどを一般市民に紹介する目的で行われている。工事の進ちょく状況や圏央道の建設と併せて行われている環境保全対策などをパネルや写真、模型などを使って説明。毎年8月に実施しており、昨年は2日間で約650人が来場した。
建設が進む高尾山トンネルでの模様や現地で採取されたものを使用して植樹する「地域性苗木」などについて説明する。「模型を2~3台、パネルは企業説明の分も含めて20~30枚持ち込む」と同事務所の馬渕さん。来場者のうち先着250人には花の苗を進呈する予定。
会場は八王子東急スクエア(八王子市旭町9)11階の八王子学園都市センター内にあるギャラリーホール。開催時間は10時~17時。