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「八王子ワインフェスティバル」、5月に開催へ 飲食店巡りワインを試飲

イベントの企画に携わる皆さん

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 「八王子ワインフェスティバル 2025」が5月25日、八王子市内で行われる。同イベント実行委員会では現在、チケットを販売している。

飲食店を巡りワインを試飲

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 ワイングラスを持ち、八王子の中心市街地にある飲食店などを巡って飲み歩きを楽しむ同イベント。仏ブルゴーニュ地方で行われているワインのイベント「サン・ヴァンサン」をモチーフに、「St Vincent Hachioji(サン・ヴァンサン・八王子)」の名で2013(平成25)年春に始まり、2023年から名称を現在のものにした。

 参加者にはオリジナルワイングラスを配布する。グラスを首からさげ、参加店を訪れては各店が薦めるワインを30ミリリットルずつ試飲する。イベントに合わせて各店ではワインに合う料理も提供する。

 12回目を迎える今年は、「SCENE」「Firenze BAR ADOMANI(フィレンツェバール・アドマーニ)」「Brasserie BASEL(ブラッスリー・バーゼル)」「Bistrot Bon Coeur(ビストロ ボンクール)」「Oysterbar W」「Pizzeria SECONDO」「八王子ワインスタンド」「ビストロ ヴァガボンド」「となりわ」「石油王のカレー」「肉と氷のあかさか」などが参加を表明している。

 醸造家の藤巻一臣さんがニュージランドでプロデュースを手がけ、日本に逆輸入しているワインブランド「KAZU WINE」、八王子出身の瀬戸潔さんが新潟県で経営する「カンティーナ・ジーオセット」、ご当地ワインなどの醸造を手がける「都下ワイナリー」、今年、山形県で開業予定の「Agri Coeur(アグリクール)」などワイナリーや、ワインを日本に輸入しているインポーターなどもイベントに参加する。

 バー「Dionysos」(八王子市明神町3)店主で、イベントの実行委員長を務める駒澤直行さんは「昨年はワイナリーが参加し、直接ワインを注いだこともあり、より盛り上がったと感じた。全ての店を回るのを目的にし達成する参加者もたくさんいるし、新しい店だけ巡ってゆっくり楽しんだり、あいさつ回りのように毎回同じ店を巡って参加されたりする人もいて、いろいろな楽しみ方があるようだ。多様な楽しみ方があるのがこのイベントの特徴」と話す。

 「店とワイナリーがタッグを組んで参加する取り組みを増やしたり、イベントオリジナルのワイングラスを土産として販売したりするなど今年初の試みも予定している。八王子で一度は行ってみたい、試してみたい飲食店、普段は会えないワイナリーの作り手が一堂に介するので、ワイン好きはもちろん、そうでない方も一度、雰囲気だけでも味わいに来ていただけたら。ワインへの情熱を持った人たちで作る良い雰囲気を感じていただきたい」とも。

 イベントの立ち上げから関わる、バーゼル洋菓子店(高倉町)の渡辺純社長は「神楽坂以西で唯一の花街が現存する八王子は、料亭、割烹、すしなどの和食文化は歴史があるもののフレンチ、イタリアン、ワインバーなどはまだまだ発展途上。個性豊かに努力している個人店も多い街なので、ワインの力を借りて、店の魅力を再発見し八王子の中心市街地の楽しみ方を体験していただきたい」と話す。

 チケットは5月11日まで早割価格の7,000円で販売している。参加店や同イベントの公式ウェブサイトで取り扱っている。参加店で購入した場合はその店舗がイベントのスタート地点となる。ウェブサイトでチケットを購入する場合は最初に訪れる店を選択する必要がある。「販売開始から1週間程度で約300枚売れた。これは異例の好スタート。今までにない早さで売り切れる可能性もある」と駒澤さん。

 5月12日以降の前売り価格は8,000円。イベント当日のチケット価格は1万円。29歳以下の限定30人に5,000円でチケットを販売するほか、グラスを返却した人に500円を返す施策も行う予定。

 開催時間は11時~17時。

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