
京王電鉄が8月2日、「京王線 事業用車両トレインカードラリー」を始めた。
同社の総合高速検測車「DAX」と連結し、軌道・架線の検測作業や資材運搬などに使う事業用車両「デヤ901形」「デヤ902形」を、2015(平成27)年10月に導入してから10周年となることを記念して行う今回のイベント。
今回は「乗れない電車」をテーマに、同社がこれまで運用してきた事業用車両をトレーディングカードにし、集めるカードラリーを行う。
各駅で配布するチェック用紙が付いたチラシを持って、カードを配布する駅の窓口で「京王線・井の頭線1日乗車券」を見せた人に、駅ごとに絵柄の異なるカードを渡す。カードを配布するのは、新宿駅・下高井戸駅・調布駅・府中駅・高幡不動駅・橋本駅。
全てのカードを集め、京王多摩センター駅の改札カウンターを訪れた先着2500人にオリジナルカードホルダーを配布する。カードホルダーには、各車両の解説や経歴が掲載されており、カードをセットすることで「車両図鑑」になるようデザインしたという。
同社広報担当者は「京王線の安全を支える名脇役『事業用車両』をテーマにしたカードラリー。個性的な事業用車両の貴重写真を収めたトレインカードをコレクションできる。京王線の安全を支えてきた事業用車両の変遷を通じて、当社の車両・歴史に触れていただくとともに、夏休みの思い出作りとして、京王沿線の移動需要の創出を目指す」と話す。
9月23日まで。