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工学院大学ソーラーチーム、豪大陸縦断開始 3000キロを走破へ

新型車両「CYGNUS」で参戦(写真提供=工学院大学)

新型車両「CYGNUS」で参戦(写真提供=工学院大学)

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 オーストラリア大陸を縦断するソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)」に参戦している工学院大学「ソーラーチーム」が8月24日、大会初日を迎え15番目にスタートした。

チームメンバーが走行データを解析しながらレースを展開

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 「BWSC」はオーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3000キロを走破する世界最大のソーラーカーレース。2023年の前回大会までは、10月中旬~下旬に行われていた。今回は時期を早め、8月31日までの日程で行う。

 工学院大学八王子キャンパス(八王子市中野町)に拠点を置く同チームは2013(平成25)年に初参戦。以降、2015(平成27)年・2017(平成29)年・2019(平成31)年・2023年の各大会に出場してきた。6回目となる今回は同レースの新たな規定に合わせて設計・開発した新型車両「CYGNUS(シグナス)」で参戦する。

 先発隊は7月下旬、オーストラリアに入った。8月には本隊も合流し、オーストラリア国内のサーキットで試走などを行ってきた。試走中にはコースアウトし車体を損傷。同じレースに出場する東海大学や和歌山大学のチームの協力を得て修理するなど助けてもらいながら現地で準備を進めてきた。

 8月21日からは行われた事前審査では、静的車検で複数回にわたって審査員から不備を指摘され、その都度調整に追われた。静的・動的審査の通過と公道での試走などを経て23日には、出走順を決める予選に挑んだ。順位は出場34チーム中11位で、タイムは日本勢ではトップとなる2分12秒62のタイムだったが、周回数を誤ったことからペナルティーを受け、スタートの順番は15番目となった。

 大会初日の8月24日は、スタート地点のダーウィンを8時に出発。最初のコントロールポイントがあるキャサリンを通過し、14位で終えた。2日目の25日にはモータートラブルが発生し、ロードサイドでの修理を余儀なくされた。レースには復帰できたものの順位は後退。25日16時前にスタート地点から約987キロ地点にあるテナントクリークのコントロールポイントを通過したが、17位。日本勢では東海大学、和歌山大学、大阪工業大学の各チームの後に続く。

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