
桑をテーマとしたイベント「桑の日ウェルフェス」が9月7日、八王子駅近くの「パーク壱番街通り」で行われる。
昨年は西川ハンナゼミの学生がオリジナルの「八王子今昔雙六(すごろく)」を配布した
創価大学(八王子市丹木町)の西川ハンナ准教授ゼミと、八王子産桑茶の製造販売を手がける「創輝」(新町)が共同で行う同イベント。今回で4度目。パーク壱番街通りは、「ドン・キホーテ八王子駅前店」(八王子市中町)から国道20号(甲州街道)までを結ぶ街路。
当日は歩道上にさまざまなブースを展開する。創輝が製造・販売を手がける青汁をはじめ、まんじゅう、揚げパン、焼きそば、たこ焼き、タコス、ワッフルなど、地元飲食店や企業が手がける桑を使ったさまざまな食品を販売する。
会場では「日本遺産『桑都物語』推進協議会」による缶バッジ作りの体験イベント、八王子市学校給食課による八王子産桑葉を使った調味料「桑都ソース」の試食イベントも行う。
創価大学の学生もイベントに出展する。西川ハンナゼミはオリジナルすごろくの配布、丸田晋策ゼミは研究成果を展示する。クラブ活動では、児童文化研究部が縁日を開催し、桑を使った綿あめの提供などを行う。マジックやジャグリング、バルーンアートなどを行っている「Soka Magician's Program」は、パフォーマンスを披露する。
両者は2022年から「くわ」の語呂合わせから、9月8日を「桑の日」としてイベントを行ってきた。パーク壱番街通りで行うのは今回が初めてで、地元の商店会「パーク壱番街商店会」の協力も得て、準備を進めてきたという。
同イベントの広報担当者は「商店会の皆さまに協力をいただきながら、『桑ストリート』として街全体を盛り上げたい。これまでゼミ生を中心とした学生の力と、創輝の熱意に支えられ続けてこられたことをとてもうれしく思っている。年を追うごとに参加の輪が広がり、地域の皆さまと一緒に盛り上げられていると実感している。織物や絹製品、桑を使った食品やフラワーアレンジメント、まゆ玉アートなど新しい取り組みが次々に生まれていることにも驚かされている」と話す。
今回は学生がデザインし「桑の日公式キャラクター」として展開している「くわるん」を、コワーキングスペース「8Beat(エイトビート)」(三崎町)の協力を得て、3Dプリンターを使って立体化した。「当日は会場のどこかに『くわるん』が登場するので、ぜひ探して楽しんでいただければ。日本遺産の『桑都物語』でも知られているように八王子は桑と深い歴史を持つ。桑は過去のものではなく、現在でも地域で育ち、食品や生活の中に生きている。『桑の日ウェルフェス』は人と社会の幸せ、そして健康を願うお祭りなので、気軽に足を運んでいただき、桑の魅力と地域の温かさを感じていただければ」と広報担当者。
開催時間は11時~16時。