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日野市、「妄想実現課」の事業実現へ 3つのアイデアを企画

クラウドファンディングを始めた日野市

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 日野市が9月1日、架空の部署「日野市妄想実現課」の活動から生まれたアイデア実現に向け、支援者募集を始めた。

チームごとに3つのアイデアを企画

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 「日野市妄想実現課」は、日野市が地域コミュニティーのあり方を考えることを目的に昨年始めたプロジェクト。参加者自らが中心となって新たな地域活動の創出を目指す若者向け研修プログラムで、現在は選考を通過した「妄想実現課研修生」の2期生が活動に取り組んでいる。日野市に実在する課ではない。

 今回、参加メンバーがチームごとに3つのアイデアを取りまとめた。「プレイスメイキング班」は、駅前やショッピングモールなどに誰でも自由に使うことができる展示ボックスを設置する企画、「世代共生&セーフティネット班」は、月に一度「ごはん会」を開催する企画、「ふるさとブランディング班」は、「日野市バズらせ王決定戦」と題した一般参加型コンテストを行う企画を提案した。7月上旬から8月上旬にかけて、一般からの意見募集を行った。

 今回はこれらの企画の実現に向けたクラウドファンディングを、ふるさと納税サイト運営を手がける「さとふる」(中央区)の「さとふるクラウドファンディング」を使って始めた。寄付額は1,000円からで、目標額は55万円。9月11日時点で約33万円の支援が寄せられている。

 日野市はクラウドファンディング終了後、10月以降に市内で各アイデアの実証実験を行い、年明け以降には成果報告の機会を設ける予定。日野市の広報担当者は「本取り組みには返礼品はないが、皆さまからの寄付は実証プロジェクトの大切な原資として活用させていただく。支援者には、交流会や報告会といったリアルな場への案内も予定している。多様な妄想を実現し、地域の未来をともにつくるこの挑戦に支援をお願いしたい」と話す。

 募集は9月30日まで。

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