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学生が育てたホップと蜂蜜を使ったビール販売へ 工学院大と明星大が協働

学生とビール醸造所がコラボしオリジナルビールを造った(写真提供=工学院大学)

学生とビール醸造所がコラボしオリジナルビールを造った(写真提供=工学院大学)

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 ビール「多摩の明星(みょうじょう) ~蜜星(みつぼし)~」が10月2日~5日、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター(多摩市)で行われる「せいせき秋のビールまつり」で販売される。

京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの屋上でホップを育てた明星大学の学生

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 工学院大学(八王子キャンパス=八王子市中野町)と明星大学(日野市程久保2)の学生が育てた材料を使った同商品。今回はビールの材料として、工学院大学八王子キャンパスで養蜂を行っている学生プロジェクト「みつばちプロジェクト」による蜂蜜と、明星大学人文学部人間社会学科の学生が授業科目「フィールドワーク実習」の一環で、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの屋上で育てたホップを使った。

 和田ブルーベリー園(日野市新町4)で収穫されたブルーベリーも使い、ビール醸造所「26K Brewery」(武蔵野市)の協力を得て、ベルギー発祥のビールである「セゾン」スタイルの製品に仕上げた。学生は材料の用意だけでなく、造るビールのコンセプト決め、ラベルや販売当日に使うPOP作成なども手がけた。

 工学院大学「みつばちプロジェクト」代表の渡邊智羽さんは「蜂蜜やブルーベリーといった素材の特徴が調和した、地域ならではの一杯に仕上がった。ラベルデザインも学生が一から描き、原材料がイメージできるよう工夫した。開発を通じて、さまざまな意見をくみ取り、多角的な視点で商品を磨き上げていく重要性を実感した。異なる分野で活動する明星大学の皆さんと協働したことで、自分たちにはない視点や発送に触れることができたのは大きな収穫だった」と話す。

 明星大学でプロジェクトリーダーを務める小原瑞穂さんは「蜂蜜に合うフルーツを考え、ブルーベリーの摘まみに行き、醸造の過程もお手伝いをさせていただいた。それぞれができることを一生懸命に取り組み完成した『多摩の明星 ~蜜星~』を楽しんでいただけたら」と話す。

 期間中、330ミリリットル入りの瓶ビール(900円)を300本用意するほか、プラカップでも250杯分販売する。プラカップでの価格はサイズごとに、S(150ミリリットル)=500円、M(270ミリリットル)=700円、L(470ミリリットル)=1,200円。

 京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターA館8階「デジキューBBQテラス」横で販売する。販売時間は、10月2日・3日=17時~21時、4日=12時~21時、5日=12時~20時。同施設B館2階「センターコート」では10月4日・5日、瓶ビールのみ販売する。

 販売に合わせ、工学院大学の学生プロジェクト「Science Create Project」が10月4日・5日、「みつばちプロジェクト」で製品化したハンドソープを使った子ども向けワークショップ「ふわふわはちみつビールスライムを作ろう」を行う。会場は同施設B館8階「つきじ植むら」横。定員は各日200人。開催時間は11時~17時。

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