 
 
JR東日本が11月1日、中央線快速電車のグリーン車内を会場に楽器の生演奏イベントを始める。
4号車・5号車でグリーン車サービスを提供している中央線快速電車
今春から本格的に始まったグリーン車サービスは、E233系電車で運行する東京~大月間を走る全ての列車と、青梅線の立川~青梅間を走る電車のうち、中央線快速電車と直通運転を行っているもので提供している。12両編成のうち、4号車と5号車に2階建てのグリーン車を連結。2両合わせて180人分の座席を確保している。
今回はコンサートの企画運営やイベントなどへの演奏者派遣を行っている「Vivace」(渋谷区)の協力を得て、11月の土曜・日曜・祝日の12日間限定でイベントを行う。
イベントは、豊田駅13時41分発快速東京行きの立川~新宿間、東京駅14時42分の快速豊田行きの新宿~立川間で行う。5号車1階の中央部分を演奏者席、その周囲を観客席として、プロの演奏家が楽器を生演奏する。
11月1日はフルートとギター、2日はクラリネットとマンドリンと日程によって楽器の編成は異なる。車内は自由席で、イベント参加の事前予約は行わない。走行中、車内放送が流れている間も演奏は継続する。輸送障害などが起きた際には、列車の運休やイベントを中止することがある。
JR東日本の広報担当者は「5号車は1階以外でも演奏の音が聞こえる場合がある。演奏を聞かない場合は4号車を利用してほしい。芸術の秋、この機会に中央線快速グリーン車に乗っていただき、臨場感あふれる生演奏で優雅なひと時を楽しんでほしい」と話す。
 利用には乗車券のほか、「普通列車グリーン券」が必要。グリーン料金は、東京・新宿~八王子間で通常料金=1,010円、「Suicaグリーン料金」=750円。11月30日まで。