八王子市内のアニメショップは2月11日から、「萌え寺」として知られる松栄山了法寺(八王子市日吉町)のオリジナルグッズの取り扱いを始める。
同寺は1489年に開山した日蓮宗の寺。「八王子七福神」の一つである新護弁財天を祭る。昨年春には八王子のまちおこしを目的に地元企業の八福(元本郷町1)の三井一仁さんらが中心となって、イラストレーターのとろ美さんが描いた「萌え看板」を境内に設置。昨年11月の「八王子いちょう祭り」の際には同寺内でメード喫茶を、今年1月にはメードともちつきを行う「LOVEこね」を開催するなど、さまざまなイベントも行っており、その模様は国内外のメディアで大きな話題となった。
これまでにとろ美さんが描いたキャラクターを使って、Tシャツやマグカップなどのオリジナルグッズを開発。イベント時のほか普段は同寺境内で販売している。同社の室井さんによると、今回、「『八王子ご当地グッズ』として、より広く知っていただきたい」と市内のアニメショップでの販売を決めたという。
今月11日に取り扱いを開始するのは「まんが王 八王子店」(東町)、「とらのあな 八王子店」(東町)、「アニメイト八王子」(旭町)の3店舗。販売するのはTシャツのほか、マグカップ、「きつねのお面」、マグネット、携帯クリーナー、ミニプロジェクターの計6種類。それぞれ同寺で販売されているものと同じもの。販売数量は6種類合わせて各店約200点。
販売開始を記念して、11日には「まんが王 八王子店」でイベントも実施。誰でも自由に参加できる「『とろ弁天』写真撮影会」や購入客を対象としたとろ美さんのサイン会など予定する。開催時間は14時~15時30分。