高尾山の夏を彩るビアガーデン「高尾山ビアマウント」(八王子市高尾町、TEL. 042-665-9943)が7月1日、今年の営業を開始する。
多摩地域で「ラーメンショップ 西海」などを手掛けるアーバン(日野市旭が丘5)が展開する同店。ケーブルカー「高尾山」駅そばの「高尾山展望台」を使って営業を行う。同社は同所でレストラン「キッチンむささび」を手がけており、レストランと展望台の広場を合わせてビアガーデンにする。
場所は高尾山の標高500メートル地点。都心から横浜まで夜景を楽しむことができる「東京一高い場所で営業するビアガーデン」として売り込む。メニューは食べ放題、飲み放題の1人2時間制でバイキング形式を採用。和食、洋食、中華、イタリアンなど、さまざまなものから自由に選ぶことができる。客自らが調理を行う鉄板焼きなども用意。
計800席のうち、200~300席ほどは雨天にも対応。台風襲来時などを除き、期間中は毎日営業する。全体の席数は昨年と比べて100席ほど増やした。外国人客も見込み、英語と中国語に対応したスタッフも置く。
今年からは「PASMO」「Suica」などの交通系ICカードを使った支払いにも対応する。同日から同社が高尾山で展開する店「権現茶屋」(高尾町)などで、ICカードを使った決済が採用されることに合わせ取り入れる。京王電鉄はこれに合わせ、7月24日から残高が5,000円以上の利用客に高尾山ビアマウントの割引券などを進呈する「高尾山PASMOキャンペーン」を展開。このほか、同店などでICカードを使って支払いを行う際に抽選で景品を進呈する催しなども行う。8月1日まで。
高尾山でケーブルカーやリフトを展開する高尾登山電鉄(高尾町)では、同店が営業している期間中、ケーブルカーの運行間隔を15分間隔にして対応。通常18時台となっているケーブルカーの最終発車時刻も21時45分に遅らせる。
料金は、男性=3,300円、女性=3,000円、中学生=2,500円、小学生=1,500円、幼児=500円。2時間経過後は30分ごとに500円の追加料金がかかる。営業時間は、平日=16時~21時30分、土曜・日曜・祝日に関しては、8月=13時~21時30分、その他の期間=14時~21時30分。