高尾山周辺で現在、紅葉が見ごろを迎えている。
同山は例年11月中旬から12月上旬にかけて紅葉が見ごろを迎える。今月18日時点では、麓でも葉が赤く色づき始めており見ごろを迎えていた。平日にもかかわらず麓のケーブルカー「清滝」駅前では団体客なども含め多数の人で列ができており、乗車までの待ち時間はケーブルカー40分、エコーリフト20分と混雑していた。「休日には待ち時間が1時間半ほどになる」(登山客)という。
同山を通る6つの登山道のうち、4号路(つり橋コース)については倒木による橋の損傷のため通行止めが続いており、6号路に関しては混雑による危険を回避を理由に11月30日まで登り一方通行となっている。
八王子観光協会では1960(昭和35)年から毎年11月に「高尾山もみじまつり」を開催。1カ月にわたって「清滝」駅前のステージや高尾山の中腹にある「十一丁目茶屋」前を会場に催しを行っている。今週末も「十一丁目茶屋」で27日に地元の酒店・京晴(八王子市暁町1)が、28日に八王子の地酒「桑乃都」を製造している小澤酒造場(八木町)が升酒の販売を行うなど、さまざまなイベントが行われる。
京王電鉄も毎年恒例となった高尾山を舞台にした秋のキャンペーン「高尾・陣馬スタンプハイク」を実施。ハイキングコース途中の12カ所に置かれたスタンプを集めるもので、12個のうち5個に描かれた文字を集めて隠されたキーワードを探し出す。正解者には抽選で、「高尾山の山野草寄せ鉢セット」「ケーブルカー・リフト往復乗車券+さる園・野草園入園券」「『高尾山薬王院精進料理の会』招待」などの景品が当たる。スタンプシートは京王線の各駅などで配布。今月30日まで。