京王、高尾山薬王院で「天狗サミット」-高尾山に伝わる天狗伝説に迫る

昨年の「高尾山天狗サミット」の模様。今年は全国の天狗スポットについての講演や通常非公開の「御護摩儀式」の見学などが予定されている。

昨年の「高尾山天狗サミット」の模様。今年は全国の天狗スポットについての講演や通常非公開の「御護摩儀式」の見学などが予定されている。

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 京王電鉄は8月28日、現在同社が行っている「高尾山・天狗イベント」キャンペーンの一環として、高尾山薬王院(八王子市高尾町)で「天狗サミット」を開催する。

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 高尾山では古くから天狗がすむという伝説があり、「開運蛸杉」や高尾山薬王院が「天狗社」で天狗を祭るなど、山中には伝説とかかわりの深いものが数多くある。これに加え、JR高尾駅のホームに国鉄時代、天狗の頭を模した像が設置されるなど、天狗は高尾山を彩る観光の一つにもなっている。

 これを受け、同社では2008年から夏に同キャンペーンを展開。今回で3回目となる。「豊かな自然を残し、天狗の住む山と言われている高尾山のPRの一環として、天狗をテーマにさまざまなイベントを行っている」と同社。

 今年は8月1日~31日、天狗にこだわった催しを数多く展開。その中でも期間中、最大のイベントがこのサミット。今回は天狗研究家の森田修示さんを講師に迎え、全国の天狗スポットについての講演など、さまざまな催しを用意する。

 見どころの一つが「御護摩儀式見学」。同院大本堂で行われている御護摩を特別に拝観することができる。今回はさらに、同院の修験者から天狗と山伏の関係など、修行にまつわる話を聞く特別講義「修験道入門」も開く。

 開催時間は11時~15時30分。参加には事前の申し込みが必要。定員は200人で、1組当たり4人まで申し込める。応募締め切りは今月13日。参加無料。

 同キャンペーンではこのほか、天狗伝説をテーマにしたクイズや天狗にちなんだ期間限定の精進料理「小天狗膳」(1,500円)を同院で提供するなど、さまざまな催しを実施。ケーブルカー・高尾山駅そばの食堂「香住」店内では、漫画家・水木しげるさんによる天狗イラストも展示している。

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