八王子の地域循環バス「はちバス」は1月27日、JR高尾駅南口行きの新ルート「西南部コース」の運行を開始する。
同バスは、市内における「バス空白地帯」の解消や高齢者、障害者などの外出支援などを目的に2003年3月から運行しているもの。2009年11月には乗客数が100万人を突破。バスの運行は西東京バス(八王子市明神町3)が担当している。
日野自動車製の小型バス「ポンチョ」を使用し、定員は25人。現在は西八王子駅や八王子市役所、道の駅「八王子滝山」などを巡る「北西部コース」とJR片倉駅、北野駅などを巡る「東部コース」の2ルートを運行。価格は全線一律で100円。
新設する「西南部コース」は、松子舞自治会館(元八王子町1)から高尾駅までの間を結ぶもの。約7.5キロを30分かけて走り、1日5往復する。「西部のバス交通空白地域の解消を図り、高齢者や障害のある人の外出を支援する」と同事業を担当する市交通事業課。「西南部コースを高尾駅南口に接続することで、市の中核病院である八王子医療センターへ行くことができる」とも。
今回のルート新設と併せて料金体系も変更。初乗り100円、上限200円に変え、間に170円の区間を設定する。西東京バスの回数券や「Suica」「PASMO」の利用も可能にする。
運行時間は9時30分~17時。