合計乗客数が100万人突破-八王子のコミュニティーバス「はちバス」

12月から導入される新型バス

12月から導入される新型バス

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 八王子の地域循環バス「はちバス」が11月25日、運行開始からの乗客数が100万人に達した。

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 同バスは市内における「バス空白地帯」の解消や高齢者、障害者などの外出支援などを目的に2003年3月から運行しているもの。実際のバスの運行は西東京バス(八王子市明神町3)が担当している。

 日野自動車製の小型バス「ポンチョ」の初代型を使用しており、定員は20人。西八王子駅や八王子市役所、道の駅「滝山」などを約2時間かけて巡る「北西部コース」とJR片倉駅、北野駅などを約2時間15分かけて巡る「東部コース」の2ルートがあり、価格は全線一律で100円。今年10月現在、2ルート合わせて約500人が毎日利用している。

 乗客数が100万人に達したのは25日11時。市交通事業課の平井さんによると、運行開始からの総乗客数は「北西部コース」が約62万人、「東部コース」が約37万人で、この合計が100万を超えた。「運行開始から7年目を迎え地域の足として定着し、多くの皆さま方にご利用いただいたおかげ」。

 12月には新型車両への切り替えが予定されている。「現在のバスにある『鼻』の部分はなくなり、普通のバスの形になる」と平井さん。市では運行用3台とバックアップ用1台の計4台を保有しているが、このうち3台を切り替える。車体が大きくなるため、「定員も25人乗りになる」という。

 また、「新車両の導入もあるので、料金やルートなどを見直し始めている」と平井さん。来年秋以降には具体的な方向性を出したいという。

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