東日本大震災による電力供給のひっ迫を受けた計画停電について、東京電力八王子支社(八王子市八日町)地域コミュニケーショングループの担当者に状況を聞いた。
八王子周辺では15日に初めて計画停電を実施。16日も第2グループが15時20分~19時、第3グループが18時20分~22時に実施を予定する。第4グループは朝の停電は実施されなかったが、供給不足が予想される場合は、13時50分~17時30分に停電が行われる可能性がある。八王子周辺の一般からの問い合わせについては多摩カスタマーセンター(TEL. 0120-995-662)がメーンとなって受け付けているほか、同グループでも電話(TEL. 042-641-7104)での相談を受け付けている。
「もともとカスタマーサービスをやる部門ではないので、てんやわんや」と担当者。取材時点では6人ほどが電話応対しているものの、「いろいろなところから応援に来てもらっており、専門的な人間がいるわけではない」と話す。「対応できるのはあくまで今回の計画停電に関することだけ。一般的な引っ越しに関する相談などについてはカスタマーセンターの方までお願いしたい」
電話はひっきりなくかかってきている状態で、どのくらいの数を受けたかは把握できないという。「お客さまからは『停電をやるならやってほしい』といったおしかりも頂いているが、人工呼吸器をお使いの人などはできる限り止めない方がいいと思われる」と担当者。実際の停電がどのように行われているのかは把握できないとしながらも、「その辺り、ぎりぎりの判断を現場ではしていると思う」と話す。
行政などには必要な際にファクスで情報を送っているが、さまざまな情報に関して「報道から知ることも多い」と担当者。「一般の皆さんが計画停電についての情報を確認する場合は、東京電力のホームページからプレスリリースを確認するほうが早い」とも。