多摩市教育委員会などは7月5日から、多摩市の市制40周年に合わせて、多摩地域を題材としたCMを募集する「わがまちCMコンテストTAMA☆2011」の応募受け付けを始めた。
多摩市は1971(昭和46)年11月1日に市へと移行。今年で40周年を迎える。これを受け、市では「市制施行40周年記念事業」として市民との協働事業などを含めたさまざまな記念イベントを実施。今回のCMコンテストもこの記念事業の一つとして行われる。
昨年、総務省が主催する「わがまちCMコンテスト2010」で、市民による「多摩ニュータウン映画委員会」が制作したCM「多摩ニュータウン『わたしの街』」が特別賞を受賞したことが今回のコンテストのきっかけとなった。「市制施行40周年記念事業という内容で検討したとき、地域の魅力を見つめ直す取り組みにもなる本事業は、市民の皆さんとともに多摩市の40周年を祝う事業としてとても適していると考えた」とイベントを主催する多摩市立永山公民館館長の鈴木さん。
テーマは「たまの良さを発掘し、たまのコンテンツを創作して、その魅力を全国へ発信しよう」。今回は「中学生の部」「一般の部」を設けて展開。多摩市を中心とした地域を題材にオリジナルの30秒CMを作ってもらう。「震災の折、暗いニュースが少なくない中、ぜひ多くの方に『私たちのまち』の魅力と元気を発信していただきたい」と鈴木さん。
「作者が思い描く『地域』『まち』へのメッセージが強く表現されているか」を審査基準に、8月15日に行われる審査委員会で最優秀賞など各賞を決定。作品は23日に行われる表彰式の場で上映されるほか、秋に市役所ロビーで展開される予定の40年を振り返るパネル展や11月に行われる市制施行記念式典などで公開される予定。
個人・団体を問わず誰でも応募できる。「動画でなくてもデジタルカメラや携帯電話で撮影された写真をスライドショー形式でご紹介いただくことも可能」と鈴木さん。「この地域で生活する多くの方に応募いただければ」とも。応募締め切りは8月12日。