多摩センターを題材にした作品がグランプリに-地元CMコンテスト「LOVE LOCAL」

審査の後に行われたトークイベントの様子

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 地域の魅力をCMにして紹介するコンテスト「LOVE LOCAL(ラブ・ローカル)」で2月19日、多摩センターを題材にした作品「apple boy @ tama center」がグランプリに選ばれた。

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 同コンテストは関西マルチメディアサービス(大阪市)が主催。昨年12月から今年2月までの2カ月にわたって作品を募集し、全国から101本の応募があった。「プロ・アマチュアを問わずクリエーター、映像関連学校の学生のほか地方の観光関連団体の方などからもご応募いただいた」と同社メディアソリューション部の森野さん。

 グランプリに選ばれた「apple boy @ tama center」は大学3年生の「ハカセ」「ハチベエ」「モーちゃん」の3人から成るユニット「Peledona」の作品。多摩センター駅前、サンリオピューロランド(多摩市落合)へと延びる道の途中で起きたハプニングに周りの人々が手を貸すという、多摩センターに集う人の優しさを表した作品。「街を歩く一般の人々を巻き込んで、本当に多摩センターが温かい街であることを、指定した秒数内の映像で証明してみせた点を評価した」。

 同コンテストは、クリエーターコミュニティー「lowtwork.com」を運営するロフトワーク(渋谷区)と広告の企画開発を手がける「スケダチ|高広伯彦事務所」(渋谷区)の2社が企画や運営に協力。関西マルチメディアサービスが展開するユーザー参加型地域情報サイト「ZAQ(ザック)」の活性化と認知向上を図る目的で今回初めて行われた。「クリエーター・学生や一般の方の地元愛を映像作品にしていただくことで、日本全国に約1700ある地元の魅力を再発見する機会を設けた」と森野さん。

 応募作品には著作物の利用を一般にも開放する「クリエイティブ・コモンズ」を採用。作品を公開する目的で動画サイト「YouTube」に公式チャンネルを設けたほか、ツイッターも運営し、インターネットの持つ伝搬力を生かす形をとった。「応募していただいた方や、全国さまざまな街の行政の方や観光関連の団体の方をはじめとするたくさんの方からフォローしていただいた」。審査の後、審査員が応募作品について評価ポイントや解説を語ったトークイベントの模様も動画配信サービス「Ustream(ユーストリーム)」を使って公開し、好評だったという。

 グランプリを受賞した「Peledona」には賞金として20万円を進呈。コンテストは当初、今回限りの予定だったが、「次回の開催を希望される声をたくさんいただいた」ことから、2回目の開催も決まった。

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