日本介助犬協会がオリジナルデザインの自販機-介助犬普及狙い設置店募集

介助犬の姿をデザインした自動販売機

介助犬の姿をデザインした自動販売機

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 日本介助犬協会(八王子市明神町2)は8月5日、日本ペプシコーラ販売(府中市)の協力を得て介助犬の姿をデザインした自動販売機を発表した。

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 障害を持った人の日常生活をサポートする介助犬の育成・普及を目指して活動を行っている同会。2009年に愛知県長久手町に全国初となる介助犬訓練施設「シンシアの丘」を開所、介助犬の育成に当たっているほか、今年5月には愛・地球博記念公園(長久手町)で「介助犬フェスタ」も行うなど、さまざま活動に取り組んでいる。

 オリジナルデザインの自動販売機について、「ペプシコーラの担当者から社会貢献の一環として提案いただいた」と同会の菅沼さん。企画は6月初めから動き出したという。「飲料という誰もが身近に手にするもの、そして大きな経済的負担にならないことなどがよいとの反響をいただいている」と菅沼さん。

 水色をベースに介助犬の姿を数多く取り上げたデザイン。「当会のイメージカラーでもある青と黄色を基調とし目立つことを考えた」と菅沼さん。「正面にはケープをつけたインパクトのある介助犬が、側面には介助犬のお仕事内容を知っていただけるような写真と犬好きにはたまらない子犬の写真を使うことを職員で案を出し合い決めた」。設置場所に応じてさまざまなサイズや種類も用意する。

 自動販売機は「シンシアの丘」や長野県長野市内の動物病院での設置が既に決まっているほか、設置店の募集も始めた。「盲導犬と比べると認知度の低い介助犬なので、設置されているのを見てもらえるだけでも効果がある」と菅沼さん。自動販売機の売り上げの一部は同会に寄付されることになっており、「売り上げの一部が介助犬育成のために寄付されるなら、ここの自販機で買おうと思っていただければうれしい」とも。

 設置の問い合わせは同会で受け付ける。

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