八王子に店を構える商店有志が8月27日、参加する各店でのイベントなどさまざまな活動を行おうと新たな団体「あきんど倶楽部」を結成した。
八王子駅周辺の店を中心に商店有志が町の垣根を越えて結成した同会。「八王子が住んでいてよかった街になるような活動を息長く行っていくことを目指す商店の集まり」と話すのは、代表を務める梅干し専門店「うめ八」(八王子市横山町2)の小磯さん。
立ち上げには同店のほか、八王子駅側のカフェ「NICO CAFE (ニコ カフェ)」(明神町3)や古書店のまつおか書房(明神町4)、茶や乾物を扱う網代(あじろ)園(横山町)、こりとりはうす(横山町)、パン材料などを扱う「mix & mix」(八幡町)、タカクラメガネ(八幡町)、老舗うなぎ店「志乃ざき」(本町)、京晴(暁町1)、文具の大洋(千人町4)の9店も名乗りを上げた。会でショップカードやマップなどを作り、「統一感を出し、告知や運営に協力し合う」と小磯さん。
「八王子に住んでいる皆さんに喜んでいただけるような店頭イベントを各店で次々と行う」と小磯さん。参加店を50店まで増やすことを目標に据え、「各店が年に1回イベントを行うと、毎週どこかでイベントが行われている計算になる」と話す。「いつもどこかで何かやっている楽しい街と認知されることを目指す」とも。
8月27日には結成式を前に、八王子東急スクエア(旭町)前で一般客を対象としたキックオフイベントを開催。歩道への打ち水やスーパーボールすくいなどを行い、子どもたちも楽しんだ。今後は子育て中の母親を対象に親子で朝ご飯を作って食べる「母と子の朝活」や、「たまにはお母さんがゆっくり飲めるように、店にベビーシッターを用意する『ベビーシッターのいる居酒屋』などの活動を行いたい」と小磯さん。