八王子駅北口の商業ビルなどで10月18日から、空いているテナントを期間限定でギャラリーとして活用するイベント「AKITEN（アキテン）」が開催される。

コエドブルワリー社長の朝霧さんを迎えてトークイベントを開催

　八王子駅周辺の空きテナントを使って、さまざまなアーティストが作品展を行う同イベント。「AKITEN」としては昨秋以来2回目の開催。TYRANT（八王子市明神町2）の松葉邦彦さんや八王子市議会議員として活動する及川賢一さんら有志が集まって企画・運営する。「昨年やってみて反応も良く、空きテナントがなくなるまでやらなければ」と及川さん。

　今回は、第1期＝今月18日～20日と第2期＝25日～27日に分けて開催。開催本部を置く網代園ビル（横山町）のほか、千島ビル（東町）、OK-3ビル（横山町）など8カ所で同時に作品展示などを展開する。展示には20組以上のアーティストが参加し、アートスタジオ「pimp studio」（北野町）のメンバーや八王子駅南口のアトリエ・カモミール（万町）を拠点に活動するアーティスト・Yamamoto Harucaさんら地元作家も顔をそろえる。

　八王子で写真家として活動する山上洋平さんら5組が、「写真家から見た八王子」をテーマに作品を制作する「HACHIOJI PHOTO EXHIBITION（八王子・フォト・エキシビション）」など、「今回は『AKITEN』のために作られた作品も多いのが特徴」と松葉さん。27日には中町公園（中町）で、「pimp studio」がワークショップ「天狗のお面ワークショップ」を開き、天狗をかたどった、みこしも登場させるなど、「見て帰るだけではなく、来て参加していただければ」と及川さん。

　「AKITEN」の企画では、ビールの製造工程などについて学ぶ「COEDO クラフトビールセミナー&パーティー」も予定。クラフトビール「COEDO」の創業者で、コエドブルワリー社長兼CEOの朝霧重治さんを招き、試飲も行ってビールの違いなどについても紹介する。イベントは23日19時から。会場は京王線・京王八王子駅そばのビストロ「Brasserie BASEL」（明神町3）。事前に参加の申し込みが必要で、定員は40人。会費は3,500円。

　開催時間は12時～18時。各会場に入場できるパスポートは500円。