2022-23年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、シリーズ第49弾。
3月3日・4日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で開催した山口ペイトリオッツ戦を1勝1敗で終えたビートレインズ。翌週の10日・11日に鹿児島県総合体育センター体育館(鹿児島県鹿児島市)で行われたアウェー戦・鹿児島レブナイズ戦は2連敗となり、現在、14勝30敗、順位は16チーム中12位と変わらない。
17日・18日には、エスフォルタアリーナ八王子で金沢武士団戦を行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第23節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−山口戦は1勝1敗、鹿児島戦は2連敗となりました。特に鹿児島戦は上位チームとのアウェー戦でしたね。
川上 3日・4日の山口戦は亀崎光博ヘッドコーチ代行が就任、背番号31のデイビッド・ドブラス選手が加入するなどチームが新体制となってから初めてのホームゲームということもあり注目度の高い試合でした。1日目は皆さまに勝利をお届けすることができましたが、2日目は前半に流れをつかむことができずリードを許してしまい、惜しくも敗戦となりました。しかし、両日90点超えと確実に得点力がついてきていることが分かる一戦となりました。11日・12日の鹿児島戦は、現在4位の上位クラブである鹿児島に食らいついていくことができたかと思います。今回の対戦は非常に悔しい結果となりましたが、プレーオフ進出には白星が必要なので選手を信じて最後まで戦っていきたいと思います。
−今節は金沢との戦いとなります。昨年12月のアウェー戦は僅差での1勝1敗でした。
川上 昨年12月のアウェー戦1日目は勝利を収めたものの、背番号13・オレクサンドル・アンティボ選手に35得点を許してしまいました。金沢はアグレッシブにシュートを放ってくるチームですが、亀崎ヘッドコーチ代行のアップテンポでハイスコアなバスケットスタイルで得点力が伸びているので、山口・鹿児島での4戦で得た収穫を糧にして戦っていくことが重要です。
−18日は桑志高校プロデュースによる試合となりますが、見どころは?
川上 「東京八王子ビートレインズをより多くの方に知っていただき、ホームゲームにおける集客力を向上させる」という目的から、東京都立八王子桑志高等学校1年生の有志34人と共に「八王子ビートレインズ集客プロジェクト」がスタートし、18日のホームゲームでは桑志高校生のプロデュースで試合を行うことになりました。プロジェクトメンバーはテスト勉強や部活動もある中で、会場に足を運んでもらうためには何をしたらいいかを考え、動画編集、グッズ製作など試合に向け一生懸命準備を行ってきました。スタンプラリーやオリジナルチケット配布など、高校生ならではの柔軟なアイデアを形にした企画を用意しているので、ぜひ「ご乗車」いただき、お楽しみください。
−来週のさいたま戦を含めて、2週にわたってホーム戦が続きます。。
川上 3月は2週にわたってホームゲームを開催します。プレーオフ進出には、どの試合も落とすことができない一戦となるので、まずは今節も八王子一丸となり必ず勝利をつかみ、次節へとつながる一戦にしましょう。声出しも解禁になったので、皆さまの熱い声援で選手の背中を押してください。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2021年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。