プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく本企画。今回はシリーズ第69弾。
11月9日・10日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた今シーズン第7節・岩手ビッグブルズ戦を75-80、54-82の連敗で終えたビートレインズ。アウェー戦となった、今月17日・18日の「アースフレンズ東京Z」戦を1勝1敗、22日・23日の金沢武士団戦を連敗で終えたことから、現在、4勝12敗、順位は17チーム中15位と一歩後退した。
29日・30日は今シーズン第10節で、「八王子市民デー」と位置付ける立川ダイス戦をエスフォルタアリーナ八王子で行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第10節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−岩手ビッグブルズ戦は2連敗、先週のアースフレンズ東京Z戦は1勝1敗で終えました。ここからシーズンの折り返しに向けて負けられない戦いが続くと思います。巻き返しに向けた意気込みを。
川上 今シーズンは接戦を勝ち切れず、なかなか皆さまに勝利をお見せすることができず心苦しい限りです。しかし、選手やコーチ陣も一丸となり、勝利をつかむために日々全力を尽くしています。プレーオフ進出という目標に向けて、ここからしっかりと巻き返していきたいと思いますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。
−今節は立川ダイス戦ですが、今季は「多摩ダービー」として両チームが地域の盛り上げに向けた企画を展開します。企画の経緯や狙いは?
川上 これまで八王子市民デーを通じて地域の皆さまと一緒に盛り上がってきましたが、今シーズンは立川ダイスのホームゲームも含めた「多摩ダービー」として、地域全体で盛り上げる取り組みを始めました。ライバル関係であるわれわれですが、バスケットボールを通じて地域を活性化したいという思いは共通しています。この思いを形にすることで、多摩地域全体の盛り上がりをさらに加速させたいと考えています。
−「八王子市民デー」としてさまざまな企画が予定されていますね。
川上 今年の八王子市民デーでは、両日共に「八王子少年」、1日目には「ニューロティカ」によるショートライブが予定されています。いつもながら熱いパフォーマンスで盛り上げていただきます。さらに、11月30日には「はちおうじっ子で踊ろう!八王子のうた!」を行います。この企画では八王子市内の高倉小学校、楢原小学校、みなみ野中学校ダンス部の皆さんが参加し、3校合同でパフォーマンスを披露してくれます。子どもたちのパフォーマンスをぜひ楽しみにしていてください。
−「立川だけには負けたくねえ」が合言葉ですが、今季の立川ダイスは26日時点で、6勝8敗の10位と上位に位置しています。試合のポイントは?
川上 立川ダイスとはこれまで2シーズンで4勝4敗と互角の戦績を残しており、今回の試合も非常に熱い戦いになると思います。順位を上げるためにも絶対に勝ちたい一戦です。ビートレインズの強みであるチームワークを最大限に発揮し、泥臭く、最後まで全員で戦い抜くプレーを見せたいと思います。ぜひ会場での応援を、よろしくお願いいたします。
−今年の八王子でのホーム戦も今節と12月13日・14日の湘南戦ユナイテッドBC戦を残すのみとなりました。市民の皆さんにメッセージを。
川上 12月13日・14日は「クリスマスデー」を開催します。年に一度の特別なイベントですので、ぜひ会場に足を運んでお楽しみいただければと思います。ホーム戦だけでなく、アウェーでの応援やSNSでの応援コメントも、選手やスタッフにとって大きな励みになっています。どんな形でも皆さまの応援が届いていますので、引き続きの熱い声援を、よろしくお願いいたします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015(平成27)年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017(平成29)年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018(平成30)年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2023年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。