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【八王子ビートレインズ特集】バスケットカウント Vol.17

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 2019年シーズンはB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第17弾。

 2020年の最初の試合となった、1月4日・5日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われたシーズン第15節・ベルテックス静岡戦を1勝1敗で終えたビートレインズ。17日・18日に行われた第16節・東京サンレーヴス戦は連勝し、ここまで17勝13敗、リーグ5位に位置する。

 24日・25日には、エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で、シーズン第17節・金沢武士団戦を控える。そこで今節の見どころを、チームのアンバサダーを務める石橋貴俊さん、チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)広報の望月さんと共に伝える。

 

第17節の見どころ 石橋貴俊アンバサダー×八王子ビートレインズ広報・望月舞子

−5日の静岡戦の勝利に続き、17日・18日の東京サンレーヴス戦を2連勝で終え、ランキングを1つ上げて5位と良い形で金沢戦に入ります。これまでの試合を振り返っていかがでしょうか。
石橋 前節、アウェーでのサンレーヴス戦では接戦を制し連勝を飾りました。激戦の続く今シーズンのB3リーグの中で、接戦をどれだけものにできるかが今後の順位アップのポイントになってきます。そういった意味ではこの2勝は大きな自信につながった勝利だったと思います。今までのトレインズは、「速く」というより、しっかりと攻める事が多かったのですが、前節は収縮の早いディフェンスからファーストブレイクやアーリーオフェンスといったアップテンポなバスケットが多く見られるようになっていました。背番号24・モリスがゴール下に走り込んだり、背番号77・大金がボールプッシュしてスコアしてきたりと短い時間で破壊力のある攻めを展開できるようになってきています。

−金沢とは昨年11月のアウェー戦以来で、前回は2連勝でした。今節へ向けて、相手チームをどのように分析しますか?
石橋 今回の相手は昨年までB2で共に戦った金沢武士団。ここまで多くの勝ち星には恵まれてないものの、積極的にアウトサイドシュートを放ってくるチームなので油断はできません。特に今の日本のバスケ界には珍しいガードの外国籍である背番号3・マレーは、ゾーンに入れば1試合40点越えも珍しくない選手。彼を徹底的にマークすることが今シリーズの鍵となるでしょう。

−今回、初めて「トレンチーデー」と位置付けて行われます。どのような内容となりますか?
望月 いつも全力で応援してくれるマスコットキャラクター「トレンチー」をフォーカスした一日です。マッチデープログラムもトレンチー仕様になっています。トレンチーのポストカードも来場者にプレゼントします。会場ではぜひ、トレンチーと写真を撮って「#だいすきトレンチー」のハッシュタグを付けてSNSに投稿してください。

−ブースターの皆さまに向け、メッセージをお願いいたします。
望月 望月 いつも応援ありがとうございます。チームも勢いに乗り3連勝中です。皆さんの応援で連勝を伸ばしていきましょう。この2日間はおいしい食べ物や楽しいブースも出店されます。こちらもお楽しみに。

−ありがとうございました。

1月24日(金) 19時 TIPOFF
1月25日(土) 14時 TIPOFF
会場=エスフォルタアリーナ八王子(メイン)
VS 金沢武士団

 

Pick up Player|#1 夏達維

 毎回、同チームの選手1人に迫り紹介する「Pick up Player(ピックアップ・プレーヤー)」。今回は背番号1・夏達維選手に迫る。

 2019年7月に膝蓋大腿関節軟骨損傷、大腿骨外側軟骨損傷と診断され、手術を受けた夏達維。プロになってから2度目の大けがだった。フルシーズン、コートに立つことはできないが、この先、少しでも長くコートに立つためには手術を受けるしかなかった。手術は無事に終わり、リハビリ生活が始まった。コーチや外国籍選手が合流しても自分は練習に参加することができない。焦りといら立ちが夏選手を苦しめた。

 シーズンが始まるとそのストレスはさらに増した。「チームが勝てない、自分はチームのためにプレーできない、時間があるとネガティブなことを考えてしまうことが多くなっていた」と夏選手。プロとして限られた時間の中でできること、そして引退後のこと、セカンドキャリアについても考えた。

 部活動には入らず、プロになった夏選手。「できない、叶わないと言われるのが悔しかった。叶えるために何をしたらいいのか、自分に何が足りないのか常に考えて行動してきた」。夏選手が出した答えは起業することだった。「これは自分のためだけでなく、今を頑張って生きる子どもたちの手助けをしたいと思っている」と語る。「みんな引退するんじゃないかって言ってるけど、そんなつもりは全くないよ。自分の限界が来るまで現役でいたい」とも語った。

 今、自分にできること。いくつになっても夏達維は挑戦し続ける。

写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS

【東京八王子ビートレインズ】

2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019年シーズンは再びB3リーグで戦う。

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