2020-21年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第21弾。
3月27日・28日に行われた、2020-21シーズン第12節・岩手ビッグブルズ戦は2連敗となり、現在、4勝12敗、リーグ内では9位の位置にいるビートレインズ。4月3日・4日はエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で第13節となるトライフープ岡山戦を控える。そこで、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の加藤さんと共に見どころを伝える。
第13節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・加藤友里
−前節の岩手戦は2連敗と今季は厳しいシーズンとなっています。現在のチームの状況や課題を教えてください。
加藤 勝ちを重ねきれず、チームとしては我慢の状況が続いています。勝敗だけで切り取ると苦しい印象を強く受けますが、調整を重ねながら少しずつ前に進んでいることも事実です。ただ、チーム平均得点が1試合につき約60点ですので、いかに攻撃の回数を増やすか、攻め切るかというところが今後の改善点かと思います。
−26日にはジョセフ・ウォルフィンガー選手の加入が発表されました。これまでさまざまなチームで経験を積んだ選手ですが、ジョセフ選手の特徴などを教えてください。
加藤 ウォルフィンガー選手は213センチと、リーグ屈指の高身長プレーヤーです。ウォルフィンガー選手が入ったことにより、ゴール下での安定感が生まれてきています。前節もチームに合流して1週間もたたない状況でしたが、調整のうえで試合に臨み、早速、試合でチームに貢献した5選手を意味する「セレクト5」に選ばれました。ウォルフィンガー選手は日本での生活も長く日本語も堪能ですので、コート内外でチーム内を繋ぐ役割も期待したいと考えています。
−岡山とは2月に対戦し、その際は連敗という結果でした。今節に向けた対策は?
加藤 前回の対戦では、2戦とも20点近い差をつけられてしまいました。しかし、前節の岩手戦を経て、チームとして少しずつかみ合ってきている部分も感じます。ウォルフィンガー選手の加入により、ゴール下に高さと安定感も生まれているため、ディフェンスをいい形で終えることができれば、トレインズらしい良い攻めのスタイルを生み出すことができると思います。
−シーズンも後半戦に入ります。市民の皆さんにメッセージを。
加藤 先週に引き続き、今週、来週と八王子でのホームゲームが続きます。地元八王子でのシーズン初勝利をお見せできるよう選手たちは一丸となって調整を行っています。ぜひ皆さんとも八王子一丸でシーズン後半に向けて戦っていければと思っています。皆さんの応援が選手の背中を押します。引き続き、応援よろしくお願いいたします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019年シーズンに続き、2020年シーズンもB3リーグで戦う。