2021-22年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第32弾。
2月17日・18日に浦和駒場体育館(さいたま市浦和区)で行われた「しながわシティ バスケットボールクラブ」戦を、1日目=97-65、2日目=95-71で連勝したビートレインズ。これで今シーズンの対戦成績を11勝11敗の五分に戻し、順位は変わらず15チーム中9位に位置する。
今月24日・25日にはエスフォルタアリーナ八王子で今シーズン第12節「横浜エクセレンス」戦を行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の加藤さんと共に伝える。
第12節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・加藤友里
−以前、「東京サンレーヴス」だった「しながわシティ バスケットボールクラブ」とは、今シーズン、試合を共催するなどして交流を図ってきました。初めての対戦でしたが、結果として2連勝で終わりました。
加藤 2試合目は出だしに苦戦したものの、後半で気持ちをうまくリセットし勢いを作り直すことができたと思います。反省はありますが、けが人やコンディション調整の選手が少なくなかった中で、2連勝で終えることができて良かったです。また気持ち新たに、週末に控える年内ラストゲームに臨みたいと思います。
−11勝11敗で今年最後の試合に臨むことになります。ビートレインズとして、シーズン前半をどのように振り返りますか?
加藤 けが人が続いている中ではありますが、チームとしての動きや結束が強くなってきたように感じています。早水ヘッドコーチはシーズン始動から、「チームの文化づくり」を意識していますが、「チーム一丸で戦う」「プレーだけでない振る舞いへの意識」など少しずつ文化が根付いている証拠だと思います。ここから先の後半戦、そんなチーム意識を土台に、さらなるトレインズの変革ができると信じています。
−年内最後の試合の対戦相手は横浜エクセレンスです。エクセレンスのホームタウン移転後初対戦となりますが、今シーズンのエクセレンスについて、どのように分析しますか?
加藤 横浜エクセレンスは、今シーズンなかなか勝率は上がっていないものの、得点力の高い選手が揃っています。早水ヘッドコーチは長年、エクセレンスでアシスタントコーチを務めていたこともあり、対戦相手である石田ヘッドコーチとは互いの手の内や考え方を知り尽くしています。そうした戦術的な面でも、見どころある試合運びになるはずです。
−今節はクリスマス当日の試合となりますね。
加藤 選手入場でのエスコートキッズ、場内のアナウンスを行うキッズMCなど子ども向けのイベントを用意しています。ペアチケットの販売も今節のみ実施しています。ペアチケットを購入した方には、応援グッズやドリンク、スポンサーであるバーゼル洋菓子店特製のマドレーヌが付いてきます。とてもお得なセットです。家族、カップル、友人や大切な人とのクリスマスがもっとすてきな時間になるよう準備しています。ぜひお楽しみに。
−エスフォルタアリーナ八王子での次の試合は約1カ月後となります。市民やブースターの皆さんに向けてメッセージを。
加藤 今週末の試合が2021年のラストゲームとなります。今年もたくさんの応援・声援をありがとうございました。皆さまの日頃の応援があり、トレインズは前へ進むことができています。今週末の試合も必ず連勝し、年明けに向けて弾みを付けていきたいです。今節も皆さんと一緒に力の限り戦います。応援、何卒よろしくお願いします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019・2020年シーズンに続き、2021年シーズンもB3リーグで戦う。